米国の元財務長官であるサマーズ氏と、ノーベル経済学賞を受賞して有名なクルーグマン氏との意見が割れています。もっといえば、元財務長官のサマーズ氏と、現役財務長官のイエレン氏とも意見が割れており、興味深い展開です。
サマーズ氏、米経済が順調に推移する確率をせいぜい15%程度と予想 – Bloomberg
サマーズ元米財務長官がクルーグマン氏の見解に異議-金融政策巡り – Bloomberg
インフレへの見方
両者の違いで明らかなのは、インフレに対する考え方です。サマーズ氏はインフレを放置したくない、クルーグマン、イエレン氏はどちらかというとインフレは一過性という見方でしょう。インフレを抑えようとすると、利上げをする必要が出てきますので、市場がサマーズ側に傾くと、ショック安を起こすかもしれません。ただそのほうが相場が長持ちするかもしれません。もしくはインフレは本当に一過性で、利上げ急がずともインフレは時間の経過とともに落ち着くのかもしれません。それが実際はどちらなのか、そして最も重要なのは、現役の担当者がどう政策の舵をとるのかですが、現役陣はどちらかというとインフレは一過性派ですので、目先の相場のショック安可能性は遠ざけてくれていると思います。もしインフレが一過性でなかったら、後に爆弾を抱えることになるでしょう。私も判断しかねていますが、感覚的には私としてはサマーズ氏の考えよりですが、政策は「一過性」前提で続いているため、それに応じてのマーケットへの対処が必要になろうかと思います。
インフレ度合いを確認するには?
アメリカの消費者物価指数をみておけば、インフレ度合いを確認できるかと思います。ヤフーファイナンスでみれますので、ご参照下さい。それにしても高いですね、、、ローソク足化できるならば、陽線が続いてるチャートにみえそうです。

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