リーマンショックの再来?中国不動産バブル崩壊?
タイトルを中国恒大問題はリーマンショックとなるかというものにしてみましたが、こういったタイトルの方がページビューが増えることが見込まれ、ネットにある記事を読むときは、そのような背景もあることふまえて読むのが良いという説明を最初にしまして、以下、まじめに記事を下記から開始したいと思います。
信用収縮として連鎖するか、単一の問題で終わるか
中国恒大の問題は、それが単一の問題で終わるか、それとも信用収縮といった大きな流れの一つにあるか、それが分かれ目かと思っております。
リーマンショックとは、名前がそのほうがイメージしやすいだけであり、実態は「信用収縮」という名が適切です。サブプライムローンといった各種金融手法により、過剰に、不適切な信用拡大が行われ、それがもたなくなり、破裂してものであり、破裂の前には、どちらかというと優良な顧客層であるAMEXの支払い延滞率がまず兆候として上昇しだし、その後、企業においてもレバレッジ順に破綻していきました。企業の破綻順位の最初は、レバレッジ200倍のモノラインと呼ばれる再保険会社であり、そこから、次第にレバレッジが低い企業にも連鎖し、信用収縮がおき、その「結果としての」終着点であり、市場は見捨てないと考えていたのがリーマンブラザーズでした。リーマンブラザーズを超える隠れ?ボスキャラともいえたAIGまでは見捨てず、そこでようやく歯止めがかかったのです。AIGを潰していたら、AIG恐慌という名でもついていたでしょう。AIGを救済したので、結果として終着駅となったリーマンブラザーズが名称として有名になっただけで、当時はAIG潰したら恐慌じゃない?どうするの???という状態でした。重要なのは、その「破壊」にも、レバレッジ順という秩序があったということです。中国恒大の問題においても、そういった大きな流れに発展するかもしれない「秩序」があるのか、それが何なのかをみると、マーケットがみえてくるでしょう。現状、「秩序」がみられず、中国恒大の単一問題で終わるのではと現時点では感じていますが、それでも多少はマーケットに影響を与えるかもしれませんし、そもそも私が間違っているかもしれませんが、そのような目線で探求し、日々、判断の修正を行いたいと思っています。
半導体不足は来年解消?
当サイトでは半導体記事が多く最近はありますが、半導体以外にも多くを着目しておりますが、半導体が足元、盛り上がっているため、半導体に言及する記事が多くなっています。テスラのCEOであるイーロン・マスクによると、世界の半導体不足は来年にも解消かと報道されています。そこで「短期的に」といっているのが興味深く、半導体は成長産業化したがゆえに、短期的といっているのかもしれませんし、私の考えを付け加えれば、レガシー型と最先端型では、また需給が異なり、半導体不足の解消といわれるのはレガシー型に限って、短期的に、ということかと解釈しており、それをふまえての銘柄選定が良いかと思っています。
パフォーマンス更新

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