直近、幾分きつめの下げがNYダウ、日経平均で発生しました。といっても、これまでの上昇を考えたら、別に大したことないと思いますが、人間、じわじわと変化(上昇)することには鈍感ですが、急な変化(下落)には敏感なのです。

その考えから行くと、日本経済は30年間低迷していますが、急速に悪化しているわけではなく、じわじわ悪化、正確にいうと世界と比べての相対的な貧困ペースが緩やかであるため、低迷間隔が薄いのでしょう。その間、特にアメリカ企業が猛烈に成長しいます。

さて今回の下落ですが、バーナンキ・ショックの再来という解説もありますが、要は市場は金融緩和で上昇していたのに、いきなり緩和方針を変えるといいだしたらびっくりしちゃうよ、というショックですが、実際、今回がそれにあたるかは微妙なところですが、いわゆる金融相場から業績相場へ移行する際の中間反落である可能性は存在します。

株式は不景気の株高=過剰流動性相場=金融相場にて株高の幕開けを迎えます。これには2つの側面があり、金融緩和により金利が下がり、DCFモデルからいっても理論的に緩和が株価を押し上げることです。理論的にも金融緩和は企業の業績が仮に一定だったとしても、株価を押し上げるのです。2つ目は金融緩和による景気浮揚です。その2つの効果によって株高が発生します。まさにこれまで?いまも?はこの状態です。そして業績が後によくなり、それがさらなる株高につながるわけですが、業績が上がりだすタイミングと金融緩和が引き締めに転じるその境目のタイミングにて、株価が下落する余地が生まれやすいのです。MT車でいえば、ギアを変えるときのタイミングですね。ATばかり運転する私がいうのもあれですが、、、。

ですので、仮に今の下げが金融相場と業績相場のはざまのいわゆる中間反落だったとしても、次に一般的に業績相場があるため、大丈夫でしょう。でも、たいていの人は耐えれないといいます。中間反落であれば、日経平均でここからさらに簡単に3000円以上は調整が入り、瞬間的に5000円下がっても違和感はありません。なので、いつもそれに備えた資金配分はも大事になるでしょう。

といっても、今から本当にその中間反落で5000円下がるかというと、、、そんな感じはまだしないけどな?といったところです。日々、マーケットをみながら判断していきます。

ところでNVIDIAは決算は良かったのですが、下落しました。データセンター向け需要について懸念があったといわれていますが、大きな問題ではないでしょう。データセンター向けに需要がないのではなく、半導体不足の側面の方が大きいと思います。こういうことが想定されたので、NVIDIAは紹介しただけだったのです。大事なのは、良い銘柄を探し、そしてタイミングをみつけることです。良い銘柄を探すだけではダメな時もありますから。ちょっと前の叩く売られたソフトバンクグループのように。

初期投資金額2,000,000 
現金残高1,630,400
保有時価2,026,200
利益26,200
過去の結果は将来の利益を保証するものではありません。売買手数料については含んでおりません。集計対象期間は開始時期となる2021年2月8日から投稿日現在までとなります。

Tags:

Comments are closed