朝日インテックのトレンド転換
前回、タイトルに「上昇に備える朝日インテック」と記載しておりましたが、早速上昇してきました。チャート的にトレンド転換の可能性を感じます。
きっかけはジェフリーズ証券がアンダーパフォームからホールドに格上げしたことがありますが、土壌としては並行して、株式転換が進んでおり、その終わりが見えてきていることから買いが入りやすかったのかと思います。そしてさらに7月9日開示において、残り252万株相当と出ており、全体に占める残存率が約25%であり、邪魔な売り圧力の終わりが近づいています。
そして結果論ではありますが、信用取引で買い増しをするなら、先週についていえば前回言ったように、NVIDIAを買い増さず、朝日インテックを上昇前の下値で買っていた方がよかったですね。現物であれば別ですが、信用取引をするなら、こういったテクニックは非常に重要になります。上がっている銘柄を買い増ししたくなりますが、レバレッジを効かせる場合は、株価位置や相関性の考慮が重要です。

候補銘柄
さて、しばらくはこのNVIDIAと朝日インテックの両銘柄体制が非常に組み合わせとして良いと感じていますが、常に銘柄候補は発掘しています。
日本企業は世界企業に全体的に劣勢となることが残念ながら将来的に加速するとみていますが、一部の企業は別格です。例えば半導体製造装置においては東京エレクトロンは半導体に一部工程で高いシェアを持ち、さらにレーザーテックに至っては、マスクブランクス検査装置シェアで100%シェアという意味不明な状況です。この半導体の盛り上がりの中、世界でこの会社しかつくれないんですという製品があるなんて、日本の誇るべき企業です。海外ではアプライドマテリアルズも半導体製造装置において強力な企業です。

高ROE企業への投資の魅力
ずーーーっと日本株をされてこられた方は既にお気づきかと思いますが、日本企業が”平均すると”の考えですが、世界的に地盤沈下しているせいで、日本株投資家は銘柄探しに非常に苦労します。選択しないと、上がったと思ったら下がってくるという”超高難易度投資”を迫られます。日本で投資≒ギャンブルだといわれる根っこは、(平均的に投資すると)だってやっても儲からない、というのがシンプルにあり、上がったり下がったりで長期資産形成に不向きな日本株にあるのではと思ってしまいます。だってというわけではありますが・・・日経平均の30年チャートと戦うより、米国株30年チャートと戦った方がはるかに楽です。逆にいえば、米国で投資は素晴らしいとなるのは、投資したら儲かりやすいだもん、、、というシンプル根っこのところはあるのではと思っています。なので当サイトでは引き続き、日本株においても、グローバルに通用する素晴らしい銘柄、そして米国を中心とした銘柄(良い企業が多い)にフォーカスして、引き続き情報提供できればと思います。しつこいですが、日本の並みの銘柄(平均的な銘柄)で取引すると、長期取引すると損しやすいので、短期トレードじゃないと儲からないというこの構造がそもそも問題かと思います、投資啓蒙とかいう話の前に。なので、わかりやすい指標で言っていますが、世界の高ROE銘柄がいかに素晴らしい投資結果を見出すか、本サイトを通じて考えてみて頂ければと思います。
日経平均は急落しそうになったりの下落トレンド支配下にありますが、朝日インテックは野村の転換売り終わり次第、値がさらに軽くなり、NVIDIAは高値もみ合いがあるかもしれませんが、中長期的トレンドに心配は感じていません。
モデルナ、mRNAのインフルエンザワクチンを臨床試験へ
最後に、昨今職域接種でモデルナが日本に浸透しておりますが、モデルナとファイザーはmRNAワクチンであり、新しい技術となります。そのせいで警戒されている面もあるかもしれませんが、コロナに対し、その2社のは高い有効率を示しています。従来の有効率の低いインフルエンザワクチンもmRNAワクチンで刷新してほしいと思っていましたが、先日、モデルナがmRNAのインフルエンザワクチンの臨床試験開始を発表しました。株価としても興味は続きます。
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