NVIDIA、バルセロナでのイベントで複数の発表
6月28日にMobile World Congressを機会として発表されたニュースリリースをご紹介します。
NVIDIAとGoogle Cloud が業界初の AI-on-5G Labを設立、あらゆる場所で AI の開発を加速
NVIDIA Aerial 5G プラットフォームの Arm 対応が拡大
NVIDIA と複数のグローバル パートナーが新しい HGX A100 システムを発表、産業用 AI と HPC を加速
NVIDIAの株価の上昇が止まりませんが、背景としてはゲーミング(マイニング含む)向けGPUからデータセンター向けGPU市場を制覇/拡大することに対して株価への折り込み具合が加速しているものと思われます。数字からいっても、NVIDIAの足元の稼ぎのトップはゲーミング向けですが、データセンター向けがそれを逆転しそうなタイミングにあり、昨今のデータセンター向け市場への豊富なポジティブニュースが市場の確信度合いを高めているものと考えます。途中、中国でマイニングが基本的に禁止されるようなニュースが出ても株価はほとんど反応せず、それを裏付ける一つの要素であったかと思います。

黒字のグロース銘柄、赤字のグロース銘柄
NVIDIAを推奨する理由として、数あるグロース銘柄の中でも、NVIDIAは圧倒的に黒字という点です。本第一四半期においては、営業利益率が45%にも達しており、昨今のAI相場で活躍している銘柄においては赤字なのに時価総額は1兆円超えが散見される中、これは異色です。AIは今後、爆発的に産業として伸びると思っていますが、市場がその間、ずっと赤字を我慢できるのか、それはグレーです、もっといえばそのまま赤字のまま転落していくユニコーンもいるでしょう。それらを鑑み、将来の成長性と現在の時価総額からNVIDIAに強い投資価値を見出しています。
*なお現在株価が上昇しているので、NVIDIAが神のごとくみえますが、下がりだすとその企業がゴミのように叩かれるときもありますが、そういう時は本来の企業価値を考えつつ、短期トレードで対処するのも良いかと思います。
上昇に備える朝日インテック
朝日インテックも以前から申し上げているように、良い銘柄です。ただこの銘柄は足元、野村の転換売りにさらされており、6月末時点で472万株が転換されておらず、1日の出来高が100万株に満たない同社にとって、売り圧力が強く株価が停滞気味ですが、逆にそれが仕込み時を作ってくれていると考えます。チャートも悪くない形状になってきており、時間の問題で上昇できるとみています。
例えば信用取引をされていてNVIDIAで利益が増えてきたならば、NVIDIAを買い増すのではなく、生まれたその投資余力でこういった地をはう&相関関係の低い銘柄を買うのが良いでしょう。NVIDIAが上昇したからといって追撃買いして、その後押し目がきたら、怖くて売りたくなるかもしれませんからね。信用取引をされる場合は、銘柄を選ぶ能力に加え、資金配分&相関性考慮もできないと、いつか破綻するので、注意しましょう。

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