2021年2月8日の寄り付きにて、ソフトバンクグループ(9984)について、40株買いとします。*投資ルールは最後に書いています。
投資理由:
2020年9月末時点にてNAV(ネットアセットバリュー)は14,528円/1株となっている一方、現在の株価は9,081円であり、依然として乖離があるため、買いとします。
現在の時価評価においてはそのNAVは変動しており、特にアリババの株式の下落が押し下げていることが推定されます。ただ、ソフトバンクグループのNAVは長期的に見てほぼ一貫して増大しており、現在のAI革命に対しても適切な投資行動をとっていると考えています。またその投資にあたり、過大なリスクをとらないよう配慮しており、かつてのソフトバンクに比べると、非常に余裕をもった経営を行っている印象です。さらに、自社株買いの枠がまだ相当額残っていると推定され、NAVとの乖離を是正するドライバーになるとみています。以前からソフトバンクグループは強気でしたが、本サイトが本日オープンのため、本日の買いとなっており、私のソフトバンクグループに対する考えが今日、強気になったわけではなく、昨年、大幅下落した際から一貫して強気で見ています。
ソフトバンクグループはたまに潰れそうといわれますが、現在のソフトバンクグループの財務体質は強固です。危なかったのは、ADSL事業を推進していたときでしょうか。パラソル隊にてモデムを大量に配り、販促費がかさむ一方、開通が遅く、猛烈な赤字をエクイティファイナンスで凌いでいたころです。まさに市場がソフトバンクグループを育てた、そのような時代がありました。ボーダフォン買収の際も、無理をした印象がありましたが、あの買収の背景にはiPhoneの取り扱いがあり、裏事業が分かった今では、さほど、といったところでしょうか。
そのような経緯から、市場の一部でソフトバンクグループの「暴走イメージ」がディスカウント要員として働いているのかもしれませんが、AI革命の波にのっている昨今の姿は、それを見直しのきっかけに変えていくでしょう。
なお本日決算ですが、会計上、アリババの株価の上下は決算数値として計上されず、ビジョンファンドの時価変化は決算数字に反映されるため、そのあたりへの理解は必要です。さらにいえば、アリババについては以前の売却分がデリバティブの関係でプラスに働くと思われます。それらから、決算は良い数値が期待されますが、ソフトバンクグループの本質は既にNAVに移行しており、決算数値自体はさほど意味がないものとして決算をむかえましょう。
投資配分理由:今後、別セクターの買いを考えており、投資余力を残しておきたいこと、そしてあと20株、ソフトバンクグループが下落した際に追加買いできるようにしたいため、40株の買いとしています。自社株買いがあるため、下落してもあまり気にならないでしょう。
*投資ルール
2021年2月8日を始点に、投資資金が200万円として開始します。これは、投資をする際に、資産配分率を理解してもらうための設定であり、200万円という資金設定に大きな意味はありません。ただし、200万円だと投資単元の関係上、分散が難しい場合もあるため、ミニ株を使用したと想定し、最低投資単元の10分の1にて投資(助言)していきます。売買手数料は考慮していません。
Comments are closed