ソフトバンクグループは決算を受けて上昇しました。
大事なのは、ソフトバンクグループに対する投資家の見方が変わってきつつあるということです。
ソフトバンクグループの株価(価値)とNAVの乖離は、以前からあったことであり、今も現在進行中です。株価が上昇しだすと、個人投資家の考えが、「株価とNAVに乖離があるんだから、まだまだ上昇するぜ!」となりがちですが、株価が下落局面の時は、つまり株価とNAVの乖離が拡大する局面では、ソフトバンク倒産!?みたいなほうになびきがちなわけです。
大事なのは、株価とNAVの乖離が何故発生しており、それがどうなれば解消されるかを考えることです。株価とNAVの乖離は、今に始まったことではないのですから。
これは仮説になりますが、主に2つの要因があったと考えています。
①投資家、メディアの誤解
ソフトバンクグループは個人投資家に人気の高い銘柄であり、個人投資家の行動に一定の影響が株価形成にあると思われます。その状態で、ソフトバンクグループの決算について、例えば保有株のアリババと、ファンドとしての株式がそれぞれ決算にどう損益参入されるか、メディア含め、会計基準を理解して報道していたところが何社あるか、疑問を持ちます。しかしこれをNAVにひたすら注目させることで、この問題が解消されつつあります。
②見えない中身
ソフトバンクグループを正しい知識をもって評価しようとしても、見えない部分についての恐怖感がソフトバンクグループにはあったかと思います。最大例は、突然の上場株式への大量投資です。
明瞭なる投資ルール、正確な金額、損益がみえない状態は、投資家にとって怖いのです。ウィーワーク問題もビジョンファンドへの不安を増大させるにはもってこいの材料でした。
明瞭な投資ルールなど、求めているわけではありませんが、見えないが故の恐怖感はあったと思います。それが昨今は、上場株投資についての位置づけ、大体の損益状況、なんとなくの最大リスクがみえてきて、ビジョンファンドについてもアップトレンド化していることが感じられるようになってきました。
それらが、株価とNAVの是正を解消するカタリスト(きっかけ)になりうるでしょう。ですから、株価は中期的に上昇圧力がかかりやすい局面にあるかと考えています。
よく短期投資なのに、この銘柄は市場シェアがxxxでとかみますが、あれは気休めです。大事なのは、企業特性を知ったうえで、その特性がいつ株価に反映されるのか、それを見極めることが短期であろうが、中期であろうが重要なのです。
次にNVIDIAですが、近々、正式に注目銘柄として採用するかもしれませんので、事前のご案内です。
これは米国株ですが、GPUで圧倒的シェアをもっており、GPU自体の市場拡大が今後見込め、AI革命、自動運転、5Gなど昨今の時代の流れの中の中心銘柄ともいえます。詳しくはまた後日お話しますが、興味のある方は米国株の口座開設だけでもしておくのはよいでしょう。特定の証券会社をお勧めするわけではありませんが、大手どころとして、楽天、マネックス、SBIなどであれば、取り扱いがあるのではないかと思います。詳細は証券会社にお問い合わせください。投資助言業者は「勧誘」すると違法行為になって厳しく金融庁に怒られてしまいますので、その辺りの事情、ご理解下さい。
最後になりましたが、ソフトバンクグループの売却助言はまたタイミングをみてしますので、今は保有継続という判断です。
*毎週末+αで更新していく予定です。
現在の仮想ポートフォリオ(初期投資枠200万円)
ソフトバンクグループ40株
仮想ポートフォリオ時価評価額
2,022,280円
+22,280円
過去の結果は将来の利益を保証するものではありません。売買手数料については含んでおりません。集計対象期間は開始時期となる2021年2月8日から投稿日現在までとなります。
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